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切りだし方は突然だ。

ショッピングモールでのお昼ご飯は

ピークを過ぎていたものの

ピンとくるお店がなかったため

外で探すことにした。

人通りが多いせいか、日曜といえども空いているお店が何軒もある。

七菜子さんがつぶやいた。

「ここなんてどうですか?」

1階がパン屋さん2階がカフェという

店の外にまで焼きたてパンのいい香りが

あふれるお店だった。

「いいですね。ここにしましょうか。」

は、どうかわからないが

自分のお腹はもう限界だ。

「今、2階あいてますか?」

「はい。あいています。お2階へどうぞ。

足下お気をつけ下さい。」

小さなテーブルが4つ。

1つは学生どおしだろうかカップルが。

もう1つは読書をしながらお姉さんが。

それぞれの時間を楽しんでいた。

じっくり長居と言うよりはちょこっと

お茶でもといった場所だった。

「席に座ると落ち着きますね。」

「私、やっとお腹空きました。」

「よかったです。何食べますか?」

2人ともワンプレートのランチをオーダーした。料理が来るまでしばし歓談する。

「最初に言っておこうと思ったんですけれど。」

突然、七菜子さんが表情を変えて

話しかけてきた。