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【所有の幻想】

子供のときは大人に憧れていたけど、大人になったら別に子供のままでもよかったって、思うときがあったよね?

でもどこかの女子は、経験豊富な男性がいいと、さらには自分の経験を自慢に思うのかもしれない。

いつだってなにかを手にして、守るべきものを大事にしようとして、人を好きになってきたけど。自分がいま所有しているものが、全て幻想だったらそっちのほうがいいと、思うときはないかい?

全てのことを心からぬぐい去ってみて、

残るものは、僕の場合「ありがとう」と「ごめんなさい」だけだった。

そして今ふと思う。

「ありがとう」と「ごめんなさい」の意味はなんだったっけかなって。

どこかの女子が経験豊富な男性を求めることが正解であるかのように、僕自身やはり経験しなければ、あらゆることにおいて知らなさすぎたけれど、知ったからと言って僕は僕のままだ。

でも「ありがとう」と「ごめんなさい」のおかげで、昔よりちょっぴり幸せかもしれない、流す涙の量も、増えている気がする。

「ありがとう」

「ごめんなさい」